言えなかったこと


1人の客としての立場でないところから言葉を言っている、そして他の客の迷惑を顧みていない。どうしてそんな人の言葉をどこまでも鵜呑みにするんだ、店長は、大人は、日赤もそうだった、こんな時に悔しいのはいつだって私だ、貧乏くじばかりひくので死にたいと思ったら休み時間涙が止まらなかった。外に出たとき一瞬あいつにボコボコにされた時のことを思い出して怖かった。男の人には勝てない。

厨房のひとは私に忘れていたわけではないが重いオーダーの前にだせばよかったので配慮に欠けていたと私に伝えてきたため、忘れていた可能性は低いと思った。私はそれに期待することにしてレジで遅くなってしまったことについて言い訳でしかないとは承知で自分なりに説明して謝った。

私は外に出さされて何度も頭をさげた、悔しいのと、今にも殴られると思うと怖いのと、早く戻らないとお客さんに悪い、でもこの人へいい加減な対応をするわけにもいかない、しんどかった。そんなん誰も1ミリも、分かってくれない。


完全に今日帰ったら死のうモードになっていたが、そのひとが嘘の報告をしていたことを知って正気に戻った。(厨房のひととのやりとりであったなら嘘ではないけれど)もう言おう、でも言ってどうなるんだ、と思って少し迷ったけど、言葉にしないで伝わるなんて傲慢なんだよ。

だからちゃんと話した。言葉なんて道具でしかない、この場合スタートでしかない。