あたりまえ

まかない何がいいかな?という話で、晩ごはん何が良い?と聞かれるの、とても嬉しい。お母さんが死んでから家族とうまく話すことができなくなった。わたしにとっては、晩ごはん何が良い?なんて会話絶対ありえない話で、なんか頭がきゅんとする。私は家族じゃなかったんだ、と思った日から、ずっと、どこかさみしい気持ちがあった。そのどこかをくすぐられるみたいで、ふごく、嬉しいんだ。でも引っ込み思案で、話すことが得意じゃないけど、なんでもいいですなんて言ってしまうけど、本当はとっても嬉しい気持ち。そんなことで?と思うかもしれないけど、そんななんでもないことがとても嬉しい。私は、本当にさみしい人間だなと思うけど、なんでもないことがとても嬉しく感じられるなんて、とても幸せな人間だなと思う。お母さん、私はいまとっても幸せだよ。お母さんは、もう、嬉しいも悲しいも、永遠に感じられない。私もいつか、そうなるんだけど。私は、今幸せなことがとってもありがたく感じるよ。私に話しかけてくれるみんなに、とても感謝しているよ。私は、とても幸せだよ。母さん。私はね、母さんのおかげで幸せを感じられるんだよ。だから、本当に、ありがとう。大好きだよ。お母さんが、大好きだよ。この先どんなことがあっても、お母さんの子どもだから、私は幸せなんだよ。大好きだよ。